株とは
株とは、会社に出資した人に与えられる権利である。新規事業や出店等、企業の規模を大きくするのに必要なお金を調達するため、企業は株式を発行し、投資家からお金を集めて、還元していくこととなる。出資と似ているものに、貸付があるが、両者は企業が倒産した際に差異が出る。出資の場合は、返せないお金については返さなくても構わない。一方、貸付の場合は、絶対にお金を返さなければならない。企業は、事業等で得られた利益を、貸付に優先して充てていくことから、出資した人は貸付した人よりも大きなリスクを抱えることとなる。代わりに、出資をした人には、貸付よりも高い利回りでの配当金などの還元や、議決権の行使等の経営に関する権利を得ることができる。
個人の株式投資
個人が株式投資を実施する場合は、証券会社に口座を作ることで、株を買うことができる(出資することができる)。株で得られる利益には2種類あり、キャピタルゲイン(株価そのものの値上が利益)とインカムゲイン(不労所得と言われており、株を持っているだけでもらえる配当金や株主優待)と言われるものがある。兼業での個人投資家となると、キャピタルゲインで連続的に利益を出していくことは、難があることから、王道のスタンスとしてはリスクの取れる余裕資金で、経営が安定している優良企業の株を、市場全体の相場が下げているときに買い、個人投資家の最大の武器であう「時間」を活かし、長期保有することが挙げられる。
私の株式投資
上記見出し内で記載した個人投資家の王道スタンスの中で、マネー素人の私にとっては、経営が安定している優良企業の選定はハードルが高く、市場全体の相場が下げているという判断も容易ではない。そんな私にでもできることは、リスクの取れる余裕資金で、長期保有することである。何が起こるかわからない人生において、リスクの取れる余裕資金とは一体何か?、、、という考えは頭をよぎったものの、失ったとしても割り切ることのできるお金という考え(個人の資金力や性格により割り切れる金額は、まちまちであるが、これは数値や指標を持って、表現することは適切ではなく、割り切れるという表現が私にとっては、しっくりきた。)、まずは、安く購入できる低位株を中心に、購入していくこととしている。また、購入している株式については、国の情勢や企業情報が入手しやすい日本企業を対象としている。
長期保有で配当金を得ていく方針を基に、私が購入した株は以下の通り。
日本駐車場開発(2353)
そもそも購入単価が安く、あまり時期等は考慮せず、2021年3月に、100株購入した。配当利回りも3%程度と悪くなく、減配なしどころか増配し続けている企業である(少なくとも2014年から増配継続)。7月が権利確定月であり、10月に475円(税引き前)振り込まれた。配当金を考慮したとしても、現在、含み損を抱えているが、長期保有であることから、特に意識はしていない。
ENEOS(5020)
2021年夏枯れ相場と言われる8月に100株購入。配当利回り4~5%程度の高配当株であり、5万円以下で購入することができる。9月が権利確定月であり、12月に中間配当が振り込まれる予定である。こちらも現在、含み損を抱えているが、長期保有であることから、特に意識はしていない。
三菱 UFJ銀行(8306)
2021年夏枯れ相場と言われる8月に100株購入。配当利回り4%程の高配当株であり、6万円弱で購入した。9月が権利確定月であり、12月に中間配当が振り込まれる予定である。三菱UFJ銀行については、現在、含み益を抱えているが、長期保有のスタンスは変わらず、塩漬けし続けるのみである。
今後の方針
岸田内閣発足以来、話題になり続けている金融所得課税の取扱いについて等、国内株式投資独自の懸念事項はあるものの、リスクの取れる余裕資金で、長期保有する投資スタンスはあらゆる金融資産運用に役立つと感じている。マネー素人の私にとって、経営の安定している優良企業の選定や、〇〇ショック以外の市場全体の相場が下がっているという適切な判断などは難しく、上記の通り、リスクの取れる余裕資金で、株式を購入し、長期保有する投資スタンスを貫くことで、活路を見出していきたい。また、今後は株主優待も享受していくことで、家族含め生活を豊かにしていきたい。